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よぎさんの挑戦

日本に暮らす外国人は270万人を超えた。今年4月の外国人労働者受け入れ拡大で、内なる国際化はさらに加速している。しかし、その声を代弁する外国出身の議員はまだ少ない。道を切り開いたよぎさんは、日本人との橋渡し役としてどのように地域に溶け込み、何を目指しているのか。「リトルインディア」から見える共生の今を追った。

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よぎさんの挑戦

最終回 「理解し受け入れる。そのために少し待つ」 本当の共生社会へ

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明治大の学生の前で、多文化共生をテーマに話すよぎさん。子供の教育や家族についても話した=東京都中野区で2019年10月16日午後5時14分、牧野宏美撮影
明治大の学生の前で、多文化共生をテーマに話すよぎさん。子供の教育や家族についても話した=東京都中野区で2019年10月16日午後5時14分、牧野宏美撮影

 10月半ば、東京都江戸川区議のよぎさん(42)は明治大(中野区)で学生に講義していた。テーマは「多文化共生」。「これだけいろんな国の人が住むようになったのに、日本人以外を『外国人』と表現するのはどう思いますか」。「難しいね。新しい言葉を作っちゃえば」。学生の関心は高く、講義終了後も質疑応答が1時間以上続いた。

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