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大嘗祭は天皇家の私費で「昨年と気持ち変わりない」秋篠宮さま54歳誕生日会見全文

1997年にブータンを訪問した際の写真をご一家で見ながら会話をされる秋篠宮さま=東京都港区の秋篠宮邸で2019年11月15日撮影(宮内庁提供)

 30日に54歳を迎えられた秋篠宮さまが臨まれた記者会見の全文は次の通り。皇位継承順位1位となった気持ちや家族への思いを述べるとともに、重要儀式を振り返った。

(宮内記者会代表質問)

(問1)皇嗣となられた今のお気持ちと、天皇、皇后両陛下のこの7カ月間の歩みをどのようにご覧になっているか、お聞かせください。ご一家で担われる公的な活動も増えましたが、活動のあり方や、新しい時代の皇室像についても、併せてお聞かせください。

秋篠宮さま 皇嗣になった今の気持ちということですけれども、このことは6月でしたか、ポーランド、フィンランドに行く前にも同じような質問があったと思います。基本的には、これはその時もお話をしたと思いますけれども、私自身は個体としてはずっと連続しているわけですね。だから、例えば何か成人したときとか、何か、例えば時代が変わった何だ、結婚したとかそういうもので何か変わるというものではないです。ただ、これもこの前お話ししましたように、やはり人間も少しずつ進歩していくということは大事なことだと思います。そのような気持ちで一つ一つ進めていければ良いなと思っております。次は両陛下の。

記者 両陛下の7カ月間。

秋篠宮さま 7カ月間、5月以降ですね、今の天皇、皇后両陛下、特に天皇陛下は今までは、例えば公務については代行の時にはされていましたけれど、それが日常に、国事行為のことですけれども、なってきたわけですね。それがあり、そしてそのほか例えば宮殿の中でのさまざまな各種の拝謁であったりとか、さらにこれは両陛下になりますけれども、上皇、上皇后両陛下がされていた行幸啓、その時のその式典への出席があったり、それからもちろん外国から来られる賓客の接遇もありますね。そのようなこと、それに更に今までされていたお仕事、それも続けているものもあるわけですね。それらのことからも非常に多忙な日々を過ごされています。皇后陛下も日赤関係の行事であったり、それから天皇陛下と一緒の地方への行事出席等で、以前に比べると相当忙しくなられていると思いますね。さらに即位の礼関係の行事が、ここの秋に続けて行われました。今の私の気持ちとしては、まだ即位関係の行事が全て終了しているわけではないですけれども、つつがなく全てのものが終わることを願っているところです。次は、皇室の。

記者 御一家で担われる公的な活動も増えられましたが、その活動の在り方や新しい時代の皇室像についてもお聞かせください。

秋篠宮さま そうですね、これは活動の在り方、なかなか一言で言うことは難しいと思います。というのは、私の活動、それから妻の活動があります。それから娘たちのものがあり、共通しているものもあれば、個人に帰属しているものもあります。そういうことからどういう在り方が良いかというのはなかなかそれをまとめてお話しすることは、私には難しいのですけれども、何と言いましょうか、やっぱり依頼された仕事、それから自分が例えば何かその、名誉職とかに就いている仕事、いずれにしてもそれらに丁寧に取り組んでいくということが大切かなと思います。新しい。

記者 皇室像。

秋篠宮さま 新しい皇室像ですね。これは、その基本になるのは、これはよく上皇陛下も言われていたことですけれども、国民と苦楽を共にし国民の幸せを願いつつ務めを果たしていく、これはやはり基本にあることだと私は考えております。それを基本として、また時代によって要請も変わってきます。ですからその時代時代に即した在り方というのは、常に考えていかなければいけないと思っています。それとともにやはり皇室の中に古くから伝わっているものもあります。それの中でもやはり大事なものというのはいろいろありますので、そういうものは引き続き残していくということが必要ではないかなと思っております。

(問2)即位の礼と大嘗祭(だいじょうさい)に、皇嗣として臨まれた感想をお聞かせください。大嘗祭は、公費を充てる平成の方針が踏襲されました。殿下は昨年の記者会見で、天皇家の私費である「内廷会計で行うべきだ」と述べられましたが、現在もその認識にお変わりはないですか。来春に立皇嗣(りっこうし)の礼を控える中、代替わり行事の望ましい在り方について、考えをお聞かせください。

秋篠宮さま そうですね。即位の礼、これは秋のことをおっしゃっていますか。即位の礼、一連の即位の礼において私も出席いたしました。そして、大嘗祭もそうですけれども、この両方の行事が無事に終わったことを安堵(あんど)しています。正殿の儀の時には誠に多くの方が海外からもお越しくださり、その方々とお話しする機会もその日の夜ですね、得ることができ、私としても大変うれしいひとときでありました。また、これも即位の礼の一つですけれども御列の儀、その時私は何台後ろかな、供奉(ぐぶ)していたわけですけれども、非常に多くの人たちが沿道でお祝いをしてくれている様子を見て、大変有り難いことだと思いました。今回出席して、前回と一つ違うことがあって、これは正殿の儀になるんですけれども、前回は私の隣に今の陛下がおられて、私はそこで行われる所作を、分からなければ隣を見ていればいいと、そういう感じがあったんですね。これは大嘗祭もそうなんですけれど。今回はそれができない。ということは、恐らくほかの参列者は私に合わせるだろうと。ということから、やはりその辺りは少し緊張しましたね。やはり間違いないようにしなければいけないなというのがありました。その辺りは前回と今回で違ったことの一つかなと思います。

記者 大嘗祭の支出についてなんですけど。

秋篠宮さま それについては今も昨年お話しした時と気持ちは変わりません。それからもう一つは代替わりの。

記者 来春に立皇嗣の礼を控える中で、代替わりの行事の望ましい在り方についてお聞かせください。

秋篠宮さま 代替わりの行事の望ましい在り方。大嘗祭については昨年お話をしましたけれども、その他の多くのもの、立皇嗣の礼も含めてですね、これは国事行為に当たりますので、ここで私の意見を言うのは控えたく思います。

(問3)眞子さまと小室圭さんとのご結婚に関する行事が延期され、来年の2月で2年となります。昨年の記者会見の際、「多くの人が納得し喜んでくれる状況にならなければ、納采(のうさい)の儀を行うことができない」と話されましたが、お二人の結婚に対する殿下の現在の考えや、見通しをお聞かせください。最近、眞子さまとは、どのような話し合いをなさっていますか。小室家とは何らかの連絡をとられていますか。併せてお聞かせください。

秋篠宮さま 結婚の見通し、これについては私が昨年お話ししたことと変わっておりません。ただ、今質問にもありましたけれども、この次の2月で2年たつわけですね。やはりその、昨年の2月に今の気持ちというのを発表しているわけですので、何らかのことは発表する必要があると私は思っております。それから長女との話し合いですね。それについては…

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