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基地の街だった時代を物語る遺産 米軍ハウス保存へ高まる機運 福岡

福岡県大野城市内に残る米軍ハウスの空き家。当時としては珍しい水洗トイレのための給水塔が備えられている=同市内で2019年10月21日午後3時18分、飯田憲撮影

 戦後、国内の米軍基地近くに建設が相次いだ米兵世帯向けの「米軍ハウス」が、今も各地に残っている。基地の縮小や返還に伴う米兵の帰国でハウスのあるじが日本人に代わり、老朽化で取り壊されるケースも多い。福岡県内の市民グループは保存活用策を探ろうと、地元に残るハウスを調査し今年、記録冊子を発刊した。

 「基地の街だった時代を物語る遺産を残せないだろうか」。そう語る、福岡県春日市の1級建築士、中野秀孝さん(58)は5年前、米軍ハウスの保存活用策を考える「春日ベース・ハウスの会」を発足させた。現在は、地域史に関心がある自営業者や公務員ら約10人がメンバーだ。

 春日市と隣接の同県大野城市には終戦直後の1945年、米軍板付基地(現福岡空港)の付属基地、春日原住宅地区が開設された。50年勃発の朝鮮戦争の激化で米兵がさらに増えたため、地区内の住居が不足。地区外で米軍が個別に民有地の賃貸契約を結びハウスが次々と建てられた。両市にはピーク時約500棟あったという。

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