「若い有権者はなぜ民主的社会主義を選ぶのか」(ニューヨーク・タイムズ)。「いつの間にみんな社会主義者になったのか」(ニューヨーク・マガジン)。今の米メディアで「社会主義」の見出しが躍るのは珍しいことではない。
米国で社会主義に傾倒する若者の多くが加入するのが、全米最大の社会主義政治団体「米国の民主的社会主義者」(DSA)だ。来年の大統領選に向け、公立大学の学費無料化や公的国民皆保険を訴え、民主党候補選びに名乗りを上げているバーニー・サンダース上院議員を支持。その会員は前回大統領選の2016年秋の約5000人から約6万人にまで膨らんでいる。
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