<命ある限り documentary report 254>
24日午前、長崎市の朝長万左男さん(76)は、同市松山町の爆心地公園にいた。冷たい雨が降りしきる中、目の前ではフランシスコ・ローマ教皇が原爆落下中心地碑に献花し、約1分半にわたり目を閉じた。「さまざまな国家元首や要人の献花に立ち会ったが、ここまで思いが凝縮されたことはなかった」。教皇の姿を見守り、胸が熱くなった。
約1カ月前の10月21日、核兵器保有国と非保有国の有識者らが核軍縮の方策を話し合う「賢人会議」が、最終報告書を若宮健嗣副外相に提出した。朝長さんもメンバーの一人だ。国内外の17人が2017年の発足から約2年にわたり意見を交わした会議は、一筋縄ではいかなかった。
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