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藤原帰一の映画愛

アルファ 殺しの権利 闇に沈んだマニラ 正面から麻薬問題描く

 フィリピンの麻薬問題に正面から取り組んだ映画です。東南アジア諸国の中でも、フィリピンは不正薬物の乱用が著しい国として知られており、国連薬物犯罪事務所の統計でもフィリピンはタイ、ラオスと並んで薬物使用の多い国となっています。

 薬物乱用の広がる状況を前にして、ドゥテルテ大統領は、麻薬取引に関与した人物は射殺をいとわないと公言し、極度に強硬な薬物取り締まりを続けてきました。警察ばかりでなく、民間の自警団組織による殺害も伝えられています。死刑の認められていないフィリピンにおいて司法手続きを経ないで殺害するのですから、超法規的と呼ぶ他ない作戦です。

 ドゥテルテ政権の超法規的措置に対して、アムネスティ・インターナショナルやヒューマン・ライツ・ウォッチなど国際人権擁護団体は、厳しい批判を加えてきました。他方、フィリピン国内では、82%の国民が非合法薬物に対する政府の行動を支持しているという世論調査があります。

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