マルタ女性記者殺害事件 汚職報じられた首相側近が関与か

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 地中海の島国マルタで2017年に調査報道記者、ダフネ・カルアナガリチアさん(当時53歳)が殺害された事件で、汚職疑惑を報じられたムスカット首相の側近が事件に関わった疑いが濃厚になっている。現地では首相の責任を問うデモが続いており、地元紙は11月30日、ムスカット氏が辞任する見通しと報道。欧州で「報道の自由」を揺るがした殺人事件は、政権幹部による「口封じ」だった可能性が出てきた。

 カルアナガリチアさんは17年10月、マルタ北部の自宅を車で出た直後、車に仕掛けられていた爆弾が爆発し、死亡した。カルアナガリチアさんは国内随一の調査報道記者として知られ、自らのブログで政治家の汚職を追及。租税回避地(タックスヘイブン)を巡る「パナマ文書」の報道にも参加していたことから、その死は世界的に大きく報じられた。

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