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犬が西向きゃ

圧制下のユーモア=高尾具成

 以前、独裁色の強いアフリカのある国で、その国の政治談議をしていた時のこと。飲食店でお茶が運ばれてくる寸前、突然、話題がサファリに切り替わった。えっ!と驚く私の顔を見て、正面に座る地元記者がウインクをしている。お茶が置かれ、しばらくすると政治体制を巡る話に戻っていた。「通報されて、逮捕される恐れがあった」というのが理由だった。

 11月半ば、今月で60年を迎える「北朝鮮への帰国事業」を考える集会に参加した。政治状況の違いこそあ…

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