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ポスト「冷戦後」のかたち

ウクライナ、米露のはざまで 終わらぬICBM処分

燃料処分作業が中断されたままの大陸間弾道ミサイルRT23=ウクライナ東部のパブログラド化学工場で2019年11月29日

 1989年12月に冷戦終結を宣言した米国とソ連。2年後にソ連が崩壊し、米国とロシアは協調して旧ソ連・ウクライナの核兵器処分を進めた。だが、その後の米露対立の影響で、冷戦終結の「果実」が得られないままの現場もある。その一つ、ウクライナ東部パブログラドにあるミサイルの解体工場を訪ねた。

 室温が17度に保たれた工場の保管庫には、長さ7・6メートル、直径2・4メートルのミサイルの一部が保管されている。ソ連が製造した3段式の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「RT23」の3段目にあたる部分だ。

 ウクライナは90年代半ばから、核弾頭の運搬手段であるICBMの解体を進めた。作業場となったパブログラド化学工場に54基のRT23が持ち込まれた。うち38基については3段目に詰められた固体推進剤のミサイル燃料処分を終えていない。工場の別の施設では、燃焼処分の作業が中断されていた。ウクライナ政府が今月限りで予算を打ち切ると通告してきたことから中断に追い込まれたという。

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