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今でこそ全マスコミが巨星、大宰相――と持ち上げる中曽根康弘元首相(11月29日死去、享年101)だが、1982年、首相就任当時の平均的な世評は「政界の風見鶏」「闇将軍・田中角栄に屈従する右翼政治家」――だった。
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私は中曽根政権の発足から半年後の83年5月、中曽根首相番記者になり、「風見鶏」が大宰相へ歩み出す過程を見てきた。
以後の首相と一線を画する中曽根の重量感は、旧制高校仕込みの教養、従軍体験(海軍主計中尉)と戦後復興の大志、不断の読書によって培われた――という説に異存はない。
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