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ブラック・チェンバー・ミュージック

/120 阿部和重 写真・相川博昭

「でもそれしかありません。要るものだけ買ってなにごともなく店を出たかったらそうしてください」

「わかりました、ご忠告にしたがいます」

「ただねえ――」

「え、まだなんかあるんですか」

「探し物があるひとは、口きかないわけにはゆかないでしょ」

「はあ、まあそうなるか」

「在庫が全部、売り場の棚にはおさまってなかったりもするんでね、目録に書名があっても見つけられないものなんていくらでもある。で、あるはずなのにないってなったら、客は店番に訊(たず)ねるじゃないですか、この本どこにありますかって、そうでしょう?」

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