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詩歌の森へ

歴程賞詩集の静けさ=酒井佐忠

 今年は実力詩人の詩集刊行が目立った。一方、二人のベテラン詩人の長い歳月の中で生まれた静謐(せいひつ)な死生観を感じさせる詩集が、これも長い歴史を誇る草野心平ゆかりの第57回歴程賞を受賞した。言葉が心の深部に沈潜していくような落着いた詩篇に魅惑される。

 岩阪恵子の詩集『鳩の時間』は、鳩や蟬、あるいはねむの木など、詩人の住居に近い多摩湖周辺の小動物や植物を観察する。その静かな眼差しが、生きてきた歳月の時間を省みる詩的世界に反映される。<ひとにも会わず小さく暮らしてい…

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