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大阪市発注の電気工事を巡る汚職事件で、入札情報を漏らした見返りに業者から計約900万円相当の賄賂を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われた元市建設局職員、青木伸一被告(46)=懲戒免職=の初公判が2日、大阪地裁(大寄淳裁判長)であり、青木被告は起訴内容をすべて認めた。
検察側は冒頭陳述で、青木被告が遅くとも2012年ごろから、電気工事会社「アエルテクノス」の元実質経営者の男=贈賄罪などで有罪確定=から繰り返し飲食接待を受け、入札情報を伝えていたと指摘。交際相手との旅行代金のほか、「車が盗まれた」と言って高級車を要求したと主張した。
起訴状によると、青木被告は14~18年の一般競争入札29件に関し、ア社側に工事費などを伝達。見返りとして現金435万円やスポーツカー(約400万円相当)を受け取るなどしたとされる。
事件では、別の元市職員も官製談合防止法違反などの罪で有罪判決が確定している。【松本紫帆】
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