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国立競技場ものがたり

完成までの36カ月/上 建設支えた「神宮小町」 女性チーム活躍、現場一変

国立競技場の工事に携わった広作利香さん(右)と末田優子さん=東京都渋谷区で2019年11月22日、藤井達也撮影

 一枚の写真がある。国立競技場の建設現場で2017年9月6日朝、ヘルメットに作業着姿の女性が重機の前に並んだ=写真・大成建設提供。地上工事も始まり、ピンク色のベルトや赤い作業靴の人もいる。右端で片膝をつき、白い歯を見せるのは新国立整備事業副所長の広作利香さん(48)。女性が働きやすい環境を整備する「神宮小町」と呼ばれるチームを率いた。施工管理、測量、重機操作。下請けも合わせるとピーク時、技能者や技術者ら約200人の女性が働いた。男ばかりだった建設現場の風景が変わった。

 広作さんは小学5年の時、家族で東京・白金台の東京都庭園美術館を訪れた。建物と館内装飾の調和に少女の心は躍った。「こんなふうに感動させる建物を作りたい」。建築の道を志した。日大理工学部で建築学を学ぶと、1995年に大成建設入社。当時の女性社員はほとんどが事務職だった。「図面を形にしていく日々の段取りをする仕事」という施工管理の女性は1人で、現場に行くと大工ら職人は男性ばかり。工事の安全・品質を管理…

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