今年の囲碁界は、10代~20代前半の若手棋士の活躍が目立った一年となった。中でも、芝野虎丸名人(20)は10代で初めて7大タイトルを獲得するなど大きく飛躍した。一方、2017年10月に7冠に返り咲き、「1強」状態だった本因坊文裕(30)=井山裕太九段=は3冠に後退し、地殻変動を感じさせた。
無類の強さを誇っていた文裕にとって、辛抱の年となった。5冠で迎えた十段戦で、村川大介九段(28)に1勝3敗で敗退。棋聖や本因坊の防衛は果たしたものの、山下敬吾九段(41)や河野臨九段(38)に苦戦を強いられ、これまでのような圧倒的な強さは影を潜めた。
代わって台頭したのが、芝野と許家元八段(21)だった。芝野は初のタイトル挑戦となった名人戦で、張栩…
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