1990年代初頭、「渋谷系」という名前の若者カルチャーが生まれ一つの時代を作った。その文化を先導した代表的存在が、ポップスグループ「ピチカート・ファイヴ」であった。84年に小西康陽(やすはる)を中心に結成。メンバーチェンジを行いながら、ボーカルの野宮真貴の参加で絶頂期を迎えた。一定年齢以上には懐かしく、若い世代にはおしゃれで新鮮なポップス。音楽的には凝っていながら大衆性を忘れず、特に野宮のセンスはファッション業界にも大きな影響を与えた。その絶頂期の約40曲を7インチアナログ盤16枚ボックスに収めた「ザ・バンド・オブ・20TH センチュリー 日本コロムビア・イヤーズ 1991―2001」(コロムビア)を発売、大きな話題を呼んでいる。
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