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新聞記者、銃をとる

この連載で狩猟の醍醐味(だいごみ)を味わおうとか、ましてハンターの英知を学ぼうと考えている人には、期待を裏切ること間違いない。しかし、ハンターの世界を少しのぞいてみたい、悪戦苦闘のエピソードを楽しみたいという人にはぜひ、お付き合いをお願いしたい。

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新米猟師奮闘記/24 カモ猟解禁、その瞬間 /滋賀

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作画=マメイケダ
作画=マメイケダ

 いよいよ、カモ猟も解禁となった11月15日、私は夜明け前から、これまで何羽も仕留めたことのある小さな川に出かけた。銃による猟は日の出から日没までと制限されている。だから夜明け前に現場に着き、夜、川で過ごしたカモが夜明けとともに琵琶湖などへ飛び立つのを捕獲しようというもくろみだ。

 この日の夜明けは午前6時29分。張り切りすぎて、6時前に現場に着いてしまったので、しばらく周りの様子を観察する。そこでは毎年、解禁日に警察官がやってきて、日の出前の発砲がないかどうか取り締まる。しかしまだ、警察官も他の猟師も見当たらない。6時10分ごろ、県猟友会の幹部がやってきた。警察官と同様、事前発砲の狩猟法違反がないか、チェックに来たのだ。もちろんベテラン猟師。早速、アドバイスを受ける。

 「あそこの、川の横にススキが茂っている辺りで待っていたら、飛んでくるはずや」

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