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気候変動と戦う

クライメートポリティクス 「楽園」に石炭火力計画 再エネ大国ケニア、中国の「圧力」(その1)

 サンゴ石の壁に囲まれた住居が建ち並び、細い路地をロバが行き交う。インド洋に臨むケニア東部・ラム島。スワヒリ文化を色濃く残し、世界遺産に登録されたこの島はいま、すぐ近くで建設が予定されている東アフリカ初の石炭火力発電所計画を巡って揺れている。

 「手つかずのビーチ、豊かな文化や海洋生態系……。私たちの家であり、神の恵みである『楽園』を破壊するのは許されない」。建設に反対する地元住民らでつくる「セーブラム」のメンバー、ラヤ・ファマウさん(40)はそう訴える。

 石炭火力発電は地球温暖化の原因となる温室効果ガスを大量に排出する。反対派は、発電所建設が深刻な環境破壊や健康被害をもたらす恐れがあるとして、建設差し止めを求めて提訴。ケニアの国家環境審判所は6月、環境影響評価が不十分として、許認可を取り消す決定を下した。だが、事業者の「アムパワー」は9月、これを不服として控訴し、今後も法廷での争いが続く見通しになった。

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