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高らかに笑って今年の収穫に感謝する奇祭「笑い講」が1日、山口県防府市台道の小俣八幡宮であった。
鎌倉時代から伝わる神事で、「講員」と呼ばれる地元住民が先祖代々守り続けている。元々は当番の講員宅で持ち回りで開いていたが、時代の流れで昨年から八幡宮で開けるようルールを改めた。
紋付きはかま姿の講員ら約20人が酒宴で酔った後、サカキを手に3回ずつ「ワーッハッハ」と大笑いした。来年の豊作祈願や、今年の苦しみや悲しみを忘れる意味もある。声が小さいなど笑いが不十分な場合は、審判役がたらいをたたいてやり直しを命じた。外国人見物客にも講員の直接指導で体験してもらい、境内は和やかムードに包まれた。
今年の当番の農業、貞頼浩さん(72)は「来年も災害のない良い年になってほしい」と話した。【脇山隆俊】
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