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はやぶさ2、主エンジン起動成功 「お宝」抱え8億キロの旅路へ

探査機「はやぶさ2」が遠ざかりながら撮影したリュウグウの姿=2019年11月13日撮影(JAXA、東京大など提供)

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、探査機「はやぶさ2」が同日午前、地球へ帰るために主エンジンであるイオンエンジンの運転をスタートすることに成功したと発表した。はやぶさ2は約1年半かけて探査した小惑星リュウグウを離れ、来年12月ごろに地球へ帰還する予定だ。はやぶさ2はこの日、打ち上げから5周年を迎えた。

探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウへの着陸とほぼ同時に撮影した画像=2019年7月11日(JAXA提供)

 JAXAによると、はやぶさ2は先月13日にリュウグウを出発し、イオンエンジンの運転台数や条件を変えながら試運転を実施した。その結果、エンジンに問題はなく、この日の本格稼働を迎えた。

 イオンエンジンは、キセノンガスを電子レンジでおなじみのマイクロ波を使って加熱し、イオンと呼ばれるプラスの電気を帯びた粒子にしてから、マイナスの電気を帯びた電極に引き寄せられるのを利用して噴射し、推進力とする。はやぶさ2は4台のイオンエンジンを搭載するが、地上では1台当たりやっと1円玉を動かせるくらいの力しかない。空気抵抗のない宇宙空間で続けて運転すると、探査機を大きく加速させることができる。

 はやぶさ2は2014年12月3日に打ち上げられた。その後、イオンエンジンを3回の連続運転を含む計6329時間運転し、大きなトラブルなく往路を完走。昨年6月にリュウグウへ到着した。はやぶさ2は、リュウグウでの物質の採取に成功したとみられており、その「お宝」を抱え、地球まで約8億キロの旅路についた。【永山悦子】

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