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織田作之助賞に窪美澄さんの「トリニティ」 

窪美澄さん=新潮社提供

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 第36回織田作之助賞の選考会が3日、大阪市北区の毎日新聞大阪本社で開かれ、窪美澄(くぼみすみ)さん(54)の「トリニティ」(新潮社)が選ばれた。

 受賞作は、1960年代に出版社で出会った女性3人の物語。若者向けの雑誌文化が華開いた時代を背景に、三者三様の生き方が交差しながら丁寧に紡がれる。第161回直木賞候補にも選ばれた。

 記者会見で、選考委員の文芸評論家、田中和生さんは「現実をモデルにしつつ、文学作品として働く女性や生き方を模索する女性の姿を造形し直し、説得力を持って描いている」。作家、高村薫さんは「等身大の女性の生活感覚や人生感覚が、身につまされるほどよく書けている。(これまでの作品に比べて)現代史の視点がプラスされ、窪さんが新しいステージに立ったと感じた」と選考理由を説明した。

 窪さんは2009年に作家デビュー。受賞の知らせに「本当にびっくりしています。すごく力を込めた作品だったので評価していただきうれしく思います」とコメントした。

 同賞は織田作之助賞実行委員会(大阪市・大阪文学振興会・関西大学・パソナグループ・毎日新聞社)主催、一心寺・ルーブル書店協賛。受賞作は新鋭・気鋭の作家の小説(単行本)を対象にした候補5作品から選ばれた。贈呈式は来年3月2日、大阪市中央区の綿業会館で催される。【関雄輔】

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