メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

くらしとつなぐ

前例を知り災害に備える=国立がん研究センター東病院 がん相談統括専門職 坂本はと恵

 「急に見知らぬ土地に避難してきたので病院がどこにあるかも分からないし、保険証も薬も全部なくなってしまって……。もうがんの治療は続けられないかと思いました」。東日本大震災の際に、国立がん研究センター東病院の近くに避難してこられた患者さんの言葉です。

 当院は、千葉県内でも東北や北関東につながる電車や高速道路に近い場所に所在していることから、震災当時、被災地から避難してこられた方々のがん治療をお引き受けした経緯があります。

 皆さん、大切な家族との別れ、突然の失職、この先の生活そのものへの不安など、被災直後の不安は計り知れないものがありました。そのような中、保険証がなくても受診ができるのかといった手続きに関する情報が得られていない方、病院にたどり着いても、病気の部位や、お薬の名前、治療の経過が思い出せない方が少なくなかったことを今でもよく覚えています。

この記事は有料記事です。

残り835文字(全文1213文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. GSで偽1000円札使われる 山口・下関 透かしある手の込んだ作り 記番号や印影はなし

  2. ディエゴ・マラドーナさん死去 60歳 サッカー界の「レジェンド」

  3. マラドーナ氏が手術へ 左頭部に硬膜下血腫

  4. ソフトバンクの選手が付けている目の下の「黒いアレ」って何?

  5. 菅首相「ほぼゼロ回答」 桜を見る会で責任回避答弁に終始 衆参予算委集中審議

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです