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イセエビ盗難60キロ 連夜の被害、鍵増やしたのに… 宮崎・青島

倉庫のいけすに沈めていた漁師籠。網の籠の端部分(左)が切られイセエビが取り出されていた=宮崎市の青島漁港で2019年12月3日午後1時53分、塩月由香撮影

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 宮崎市の青島漁港周辺で特産のイセエビの盗難が相次いでいる。1日朝までに2晩続けて計約60キロ(約180匹)が倉庫から持ち出された。正月に向け高値がつく時期で打撃は大きく、漁師らは交代で見張るなど眠れない夜が続く。1日に被害届を受けた宮崎県警宮崎南署は窃盗容疑で捜査している。

 被害に遭ったのは宮崎市漁協所属のイセエビ漁師の約半数にあたる約10人。一時保管している漁師共同管理の倉庫から盗まれた。

 漁師らによると、11月30日早朝、漁師が一つの倉庫の扉がバールのようなものでこじ開けられているのに気づいた。中のいけすからイセエビ入りのコンテナ2個(約8キロ)が盗まれていた。

 その日のうちに各倉庫の扉の鍵を増やし、付近にセンサーライトも設置したが「甘く見ていた」(男性漁師)。翌朝、別の倉庫の鍵が壊され、コンテナ5個分(約50キロ)のイセエビが盗まれていた。前夜と違い中のイセエビだけ持ち去られており、かぶせた網を切られたコンテナが残されていた。

 同漁協によると、直売センターの12月のイセエビはキロ単価7200円で、この時期は漁期(9月~翌4月)の中で最も高い。同漁協理事で30年以上イセエビ漁を営む長倉貢さん(66)は、大胆な犯行に「こんな被害は初めて。年々高まる重油代や年末の漁具の支払いもある中、せっかく捕ったイセエビなのに。腹立たしい」と憤る。【塩月由香】

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