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広島・長崎原爆

1945年8月、広島・長崎へ原爆が投下されました。体験者が高齢化するなか、継承が課題になっています。

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被爆の旧陸軍被服支廠2棟解体へ 広島県方針、市民団体は反発

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旧陸軍被服支廠。L字形に並ぶ4棟のうち広島県が所有するのは左側の3棟で、写真手前の2棟を解体する方針=広島市南区で2016年7月19日、本社ヘリから加古信志撮影
旧陸軍被服支廠。L字形に並ぶ4棟のうち広島県が所有するのは左側の3棟で、写真手前の2棟を解体する方針=広島市南区で2016年7月19日、本社ヘリから加古信志撮影

 広島市南区に4棟が残る最大級の被爆建物「旧陸軍被服支廠(ししょう)」について、広島県は4日の県議会総務委員会で、所有する3棟のうち2棟を解体する方針を示した。老朽化が進み、地震で倒壊する可能性があるためで、1棟は改修して保存する。全棟保存を求める市民団体からは反対の声が上がっている。

 1913年に完成し、軍服や軍靴を製造。現存する4棟は鉄筋コンクリート造り・レンガ張りで、1棟の長辺は94メートル、高さ17メートル。爆心地の南東2・7キロにあり、原爆投下直後は臨時救護…

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【広島・長崎原爆】

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