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メディア時評

「1票の格差」だけが論点ではない=谷口尚子・慶応大大学院准教授

谷口尚子・慶応大大学院准教授

 ここ1~2カ月間の毎日新聞の記事を振り返り、選挙における「1票の格差」の問題について考えてみたい。

 今夏の参院選では、議員1人あたりの有権者数に最大3倍の開きがあったことから、各地の高裁等に「選挙無効」判断を求める訴訟が起きた。高松(10月16日)、札幌(同24日)の高裁は「違憲状態」としたが、同29日の大阪、11月5日の仙台、同7日の名古屋、8日の福岡、26日の広島の各高裁は、「合憲」という判決を出した。

 司法の判断が揺れる背景について、10月30日朝刊の「水説 埼玉の補選が問うもの」が重要な解説をしていた。「平等な参政権が憲法で保障されている以上、選挙区人口によって有権者一人一人の価値が大きく異なるべきではない」という「平等性の正義」と、「自治体の一体性や地域事情にも配慮して選挙区や定数を決めるべきだ」という「地域代表性の正義」があるとする。前者を重んじれば都市部の定数が増す一方、人口減少の著し…

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