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中村医師銃撃死 アフガンに寄り添い 苦しむ人のため 妻の心配、現実に

用水路の建設に携わる中村哲さん(左)=アフガニスタン東部のカマ郡で2008年(ペシャワール会提供)

 戦乱と干ばつで荒れたアフガニスタンの地に水を引き、実りの畑に変えてきた日本人医師が、銃弾に倒れた。福岡市のNGO「ペシャワール会」現地代表の中村哲さん(73)。人道支援に力を注ぎ、武力に頼って争う世界に異議を唱え続けた中村さんの突然の悲報に、関係者や家族は言葉を失った。

 「正直なところ信じられない。無念だ」。4日午後5時半過ぎ、福岡市中央区のペシャワール会事務局で、同会理事の福元満治さん(71)は、厳しい表情で言葉を絞り出した。その約1時間前、中村さんの死亡情報が飛び込んでいた。

 福元さんは、中村さんと約30年前から苦楽をともにしてきた。戦乱や干ばつの深刻化で苦しむアフガニスタンの人々を救おうと、中村さんは情熱を燃やし続けてきた。「かんがい用水路が必要という理屈は分かるが、それができる人はいない。普通の医師ではできない」と語る。

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