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「悔しくて仕方ない」「一緒に仕事、人生の宝」中村哲さん銃撃死 今も慕う人びと

地図を示してアフガニスタンの干ばつ状況を説明する中村哲さん=福岡市中央区春吉1のペシャワール会事務局で2018年11月16日、中村敦茂撮影

 長年にわたって人道支援に取り組んでいたアフガニスタンで4日、武装集団に銃撃されて亡くなったNGO「ペシャワール会」(福岡市)の現地代表で医師の中村哲さん(73)。用水路建設など戦乱と干ばつで混乱が続く地で復興に力を尽くし、一人でも多くの人たちの命を救いたいという情熱に触れてきた人たちからは無念の思いがあふれた。

 キリスト教徒の中村さんが中学時代から通っていた福岡市東区の香住ケ丘バプテスト教会。名誉牧師で全盲の藤井健児さん(88)は「悔しくて仕方ない」と突然の悲報に声を落とした。

 中学生の頃から交流のあった藤井さんの自宅を何度も訪ねて話し込んだ中村さん。高校生のある日、「先生も目が悪いのに頑張っているから僕も社会のために頑張りたい」と話し、「世のためになる仕事をするために医学部に進みたい。将来は海外で人の役に立つ仕事をしたい」と打ち明けたという。

 昨夏は目が不自由なキリスト教関係者約50人が福岡市のホテルに集まり、中村さんの現地報告を聞いた。藤井さんは「危険な場所での活動にも、周囲を不安にさせないように『そげん心配せんでよかと』と明るく話していた。『乾いた地に水が流れ出すと、チョウチョが乱舞し、子供たちが水遊びする』と楽しそうに話していて、目が見えない私もその光景が見えるようだった」と声を詰まらせた。

 ペシャワール会の会員、荒野一夫さん(72)=大津市=は4日、知人からの電話で中村さんが亡くなったことを知って絶句した。

 京都市職員だった2001年12月に講演を聞いて中村さんに憧れ、退職して06~07年にアフガニスタンに行き、調理担当として中村さんと9カ月間寝食を共にした。用水路の建設で中村さんは多忙を極め、一緒になるのは食事くらい。「ミーティングではぼそぼそと冷静に話すが、誰一人背筋を崩さない。それほどオーラがあった」と振り返る。

 ある夜、用水路の設計をする中村さんに話しかけると…

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