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被爆記者の回想/59 竹西寛子さん/2 敵も味方も被害者 真宗の教え、通じる作風 /広島

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 「ヒロシマを描いた文学作品は多い。原民喜さん、大田洋子さん、峠三吉さん。いずれも名作です。だけどそれぞれ、私の思いとは、どこかが少しだけ違う。だから私は、私にしか書けないヒロシマを書き続けます」。小学校の友、竹西寛子さんは、宗教欄担当記者としてインタビューを申し入れた私に語った。1981(昭和56)年6月の上旬、東京の渋谷。小学校学芸会の共演から44年ぶりの対話だった。

 後に芸術院会員賞や文化功労者の栄誉を受ける竹西さんは、すでに日本の古典文学評論で地歩を固めるとともに、ヒロシマを題材とした小説で文壇から注目されていた。

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