岩手県立博物館(盛岡市)の学芸員が、預かった金属製文化財を無断で切り取っていたことが毎日新聞の報道で明るみに出て、半年がたつ。今も調査を続ける県教育委員会は、経過を報告する記者会見のたびに「文化財は国民・県民の共有財産」と繰り返すが、私はその言葉を信頼しきれない。5年前に内部で問題が指摘されていたのにしっかり調査せず、公表も見送っていたからだ。「共有財産」を守るため、何を明らかにし、変える必要があるのか。踏み込んだ調査を求めたい。
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