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LookWESTけいざい

入札でブランド化 シラスに沸く岸和田漁港

運んだシラスを検品する若手の漁師や加工業者=大阪府岸和田市で、加藤美穂子撮影

 <週刊金曜経済 Kin-yo Keizai>

 大阪府岸和田市の漁港が活気に満ちている。大阪湾で取れるシラスの水揚げが盛んで、売り方を変え、地域ブランドに育てた。安定した収入と休みを確保できる仕組みも漁師を志す若者を引き付けている。【加藤美穂子】

 11月中旬、岸和田市の岸和田漁港。早朝からの漁を終えた漁船が午前10時過ぎ、次々と帰港し、取れたてのシラスを陸揚げしていた。あふれんばかりのシラスが入ったかごは港沿いの入札場に運ばれる。船に乗るのもかごを運ぶのも若者の姿が目立つ。漁師になって約1年半という同府忠岡町の藤田将希さん(20)は「年齢が近い人が多くて働きやすい」と話す。実家が別の場所で漁師という同府阪南市の南祐介さん(36)は「思ったより休みが多く、職場の雰囲気もいい」と岸和田を選んだ。

 入札場を運営する府鰮(いわし)巾着網漁業協同組合所属の組合員約120人の平均年齢は49歳。20~30代が約半数いて、10年前の1割程度から大幅に増えた。後継ぎだけでなく、友人の紹介で入った人も多い。大阪の中心部・難波に近く、漁に出て働くのは週4日と「週休3日制」。だが、若者が増えた最も大きなきっかけは、2014年にシラス・イカナゴの入札制度を導入したことだ。

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