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楽庫・見聞読

マーサ三宅と前田憲男のデュオほか

 

 <楽庫(らっこ)>

 ♪マーサ三宅と前田憲男のデュオ

 ジャズ界では、モダンで洗練されたピアニズムで知られ、ポピュラー界では、洒脱(しゃだつ)な都会的アレンジで引っ張りだこだった前田憲男が昨年11月25日に83歳で亡くなって、丸1年たった。いつもひょうひょうと楽しいことばかり話す白髪の紳士だったが、音楽的には厳しかったし、作曲家の故・宮川泰が「ビッグ・フォアに自分を売り込もうと思ったら、前田憲男も来るというので、こりゃダメだと、ナベプロに乗り換えた」と笑い話を語るほど、1950年代から才能を知られた存在だった。

 その前田と、1歳年上の日本ジャズ歌手の先駆け、マーサ三宅が77年に録音した(発売81年)デュオアルバム「ポートレート・トゥ・シンシアリー・ユアーズ」(ラッツパック)が、初CD化され命日に発売された。40代の円熟した芸は、今聴いても圧倒される。マーサはモダンにして歌を崩さず、前田も鮮烈でいながらシックな表現を追求する。当時のジャズの到達点を示す記録である。

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