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よみがえる田中正造

死の川に抗して/5 百日紅の古木に思う=中村紀雄 /群馬

田中正造旧宅の中庭。奥に見えるのは母屋=栃木県佐野市で

 田中正造の心中深くには自分の高い理想が住民に理解されなかった悔しさがあったであろう。それを乗り越えるために教育こそ大切という思いがあったに違いない。そして正造の胸にある教育は、農と結び付いた教育であった。この「農教」の理念は正造の文明観と不可分のものと思えた。地元の小中町の住民で組織する「小中農教倶楽部」は今日の社会にも重要な意味を投げかけている。

 田中正造旧宅(栃木県佐野市小中町)でボランティアガイドの女性、Sさんは私を中庭に導いた。そこには百日紅の古木が大きく枝を広げていた。赤い肌があたりを明るくしているようで老木には見えない。

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