名門復活に歓喜 破竹の7連勝、多彩に攻め頂点 横浜マ「長かった…」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
【横浜マ-FC東京】前半、先制ゴールを決める横浜マのティーラトン(左)=横浜・日産スタジアムで2019年12月7日、宮武祐希撮影 拡大
【横浜マ-FC東京】前半、先制ゴールを決める横浜マのティーラトン(左)=横浜・日産スタジアムで2019年12月7日、宮武祐希撮影

〇横浜マ3―0FC東京●(7日、日産スタジアム)

 試合終了の笛を聞くと、横浜F・マリノスの選手は両手を突き上げ、芝に倒れ込んだ。最終節でFC東京を押しのけ、破竹の7連勝で2004年以来の歓喜に浸った。日産自動車時代からの名門が復活を遂げ、横浜マの育成組織で育った主将の喜田は「長くて……。このクラブでやっている身として、すごく責任を感じていた」と、うれし涙を流した。

 3点差以内の負けでも優勝が決まる試合にもかかわらず、横浜マは守りに入らなかった。前半26分、テンポ良いカウンターからティーラトンのミドルシュートで先制した。一転、前半終了間際には30本近いパスをじっくりつなぎ、FC東京の守備を中央から破ったエリキが追加点。後半も自陣での素早いリスタートから遠藤が左サイドを突破し、個人技でゴールをこじ開けた。

【横浜マ-FC東京】後半、ゴールを決めてチームメートに祝福される横浜マの遠藤(中央)=横浜・日産スタジアムで2019年12月7日、宮武祐希撮影 拡大
【横浜マ-FC東京】後半、ゴールを決めてチームメートに祝福される横浜マの遠藤(中央)=横浜・日産スタジアムで2019年12月7日、宮武祐希撮影

 多彩な攻撃は、最終ラインを高く保ち、攻守を瞬時に切り替えるサッカーの産物だ。労を惜しまない選手が見せる、J1屈指の走力が裏付けになった。夏場には得点源だったFWエジガルジュニオが左足の骨折で離脱しながら、緊急加入のエリキ、マテウスが機能し、得点王を分け合った仲川、マルコスジュニオールと連動した。ポステコグルー監督の掲げる攻撃サッカーに適応できる選手を見極めて獲得したクラブの勝利でもある。

 ショートパスをつなぐサッカーで昨季まで2連覇した川崎に続き、特徴的なスタイルを持つ横浜マがJ1を席巻した。遠藤は「ここから自分たちが試される。2年、3年と、このチームで強くなっていきたい」。スタジアムを埋めたJ1歴代最多のファンの声援に応えるべく挑戦が続く。【大谷津統一】

あわせて読みたい

注目の特集