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藤原帰一の映画愛

ある女優の不在 イランの女性差別描く 自宅軟禁のパナヒ監督

 ジャファル・パナヒ監督の新作。この映画をご紹介するにはまず、監督についてご説明しなければなりません。世界有数の映画監督でありながら、本国イランでの撮影も、さらに国外に渡航することも禁じられているからです。

 パナヒは、最初の作品「白い風船」がカンヌ国際映画祭や東京国際映画祭で受賞するというすばらしいスタートを切りました。その後、「チャドルと生きる」と「オフサイド・ガールズ」で、イランの女性差別を取り上げます。これ、言葉にすると社会の不正を告発することに力が入った重い映画のように聞こえるでしょうが、そうじゃない。サッカーを見たい一心で男のふりをしてスタジアムに向かった少女たちとか、どこかにとぼけた味わいがあるんです。

 イラン政府はそんな表現を許しませんでした。2010年にパナヒは逮捕され、保釈された後も自宅軟禁を強…

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