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アートの扉

下村良之介 月明を翔く<那> 鳥に仮託した自画像

下村良之介「月明を翔く<那>」1988年、紙粘土、顔料・紙

 「絵とはいつも孤立したひとつのオブジェである」という信念を抱き、戦後の京都で新しい自由な表現を求めた反骨の画家、下村良之介。紙粘土を型押ししたレリーフ状の絵画を制作し、晩年まで独創的なスタイルを貫いた。凹凸のあるモノトーンの画面は重厚な古代壁画を思わせるが、岩肌のような冷たさはない。手業の痕跡が残る工芸的な絵肌からはむしろ、力強い創造のエネルギーが立ち上る。

 下村が生涯手放すことのなかったモチーフが鳥だ。1950年代の静止した鳥のイメージは、建築工具の墨壺…

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