「宝塚OG毎日希望奨学金」チャリティーコンサート 3月10日、東京・渋谷

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(左から)七海ひろきさん、杜けあきさん、沙央くらまさん
(左から)七海ひろきさん、杜けあきさん、沙央くらまさん

被災地に希望の歌声を 天国の大切な人へ、手紙朗読 東京・渋谷、Bunkamuraオーチャードホール

 東日本大震災で保護者を亡くした震災遺児の学業継続を支援する「毎日希望奨学金」チャリティーコンサート「忘れない~天国の大切なあの人へ~」が2020年3月10日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催される。宝塚を退団した宝塚OGが、東日本大震災で亡くなった方に手紙を送る「漂流ポスト」に届いたメッセージを、朗読と歌で語りかける。今年、昨年と多くの感動の声に包まれた本公演も、今回が3回目。被災地の復興がなかなか進まず、震災自体の風化も叫ばれる中、今回も宝塚OGの杜けあきさん、北翔海莉さん、遠野あすかさん、沙央くらまさん、七海ひろきさんの5人が趣旨に賛同し、被災者に寄り添う。出演者を代表して東北出身の杜さん、退団まもない沙央さんと七海さんにコンサートへの思いを聞いた。【鈴木隆】

 コンサートは手紙の朗読と歌が柱だ。歌は手紙の内容からイメージする曲目と宝塚時代を含めた曲目で、どちらも選曲には5人それぞれの考えも反映される。多彩な経験を積んできたOGたちだが、この舞台はことごとく独特だ。

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