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詩歌の森へ

渾身の石原吉郎論=酒井佐忠

 「沈黙と失語」を抱えた伝説的な詩人・石原吉郎について語ることは、どのような意味をもつか。シベリア抑留による死に近い体験をもとに人間存在の本質に迫る詩人として、戦後の現代詩に特異な足跡を残した石原吉郎。彼についてさまざまな著書が出されたが、このたび郷原宏著の『岸辺のない海 石原吉郎ノート』(未來社)が刊行された。石原作品の全てに若き日からリアルタイムに接し、悲惨な死をも見届けた郷原の渾身(こんしん)の石原論である。

 郷原の論は、石原の誕生から死まで歳月を追い、それぞれの問題点を提示する。「石原に真の意味でのシベリ…

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