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SUNDAY LIBRARY

木村 衣有子・評『ようかん』虎屋文庫

◆『ようかん』虎屋文庫(新潮社/税別2200円)

 表紙のど真ん中に鎮座しているのは、東京は赤坂「虎屋」の看板商品、煉羊羹(ねりようかん)に小豆を散らした「夜の梅」、厚めの一切れ。これは、和菓子の老舗「虎屋」の資料室「虎屋文庫」が編んだ本である。

 「大きくとらえれば小豆餡を固めた菓子」との前提から、羊羹の発展の歴史が辿(たど)られる。まず「蒸(むし)」羊羹がつくられるようになり、そのレシピを工夫して「水」羊羹ができて、さらに18世紀後半に「煉」羊羹が完成されたはず、と。幕末には煉羊羹が主流となっていき、今につながる、ともある。昭和初期の本『郷土名物の由来』には「今、各地方の名物を見ると羊羹が一番多いやうである」と記されるくらい愛好されていたそうなのだ。果たして今はどうだろう。旅のお土産として羊羹をもら…

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