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いわて人模様

県遺族連合会前会長 菅沼克夫さん(81) /岩手

菅沼克夫さん

 2013年から4年間、戦没者の遺品や遺骨収集など遺族の支援に取り組む「県遺族連合会」の会長を務めた。長年の功績が評価され、5日に厚生労働大臣から表彰を受けた。「賞のために活動したわけでないが、長生きしてみるもんだ」と照れ笑いする。

 旧満州(現中国東北部)に出兵した父一見さんが、シベリアに抑留されて1946年に33歳で亡くなった。父の遺骨は戻ってこなかった。当時9歳だったが、悲報に口を真一文字に結んだ母久子さんの姿が、今でも目に焼き付く。「悲しむ暇もなく、それからの生活を覚悟していた」と回顧する。

 大黒柱を失った家族は、日々の食事に困るほど経済的に困窮した。「戦地から父親が帰還した友人の喜ぶ姿を見るのは、正直つらかった」。幼い弟2人を含めた家族7人を養うため、高校進学も断念した。中学卒業後は家業の農家を継ぎ、朝から晩まで働いて家計を支えた。

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