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COP25・脱炭素社会へ

国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)が、スペインのマドリードで開幕。地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」が本格スタートするのを前に、条約に加盟する約190の国と地域が、協定の下で温室効果ガス削減を進めるための詳細ルールに最終合意し、温暖化対策強化の基盤を作ることを目指す。

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COP25・脱炭素社会へ

日本、石炭火力頼み 「基幹電源」見直せず

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COP25会場前で横断幕などを掲げて日本政府に石炭火力発電廃止を求めるNGOメンバーら=スペイン・マドリードで5日、鈴木理之撮影
COP25会場前で横断幕などを掲げて日本政府に石炭火力発電廃止を求めるNGOメンバーら=スペイン・マドリードで5日、鈴木理之撮影

 スペイン・マドリードで開催中の国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)は、10日から閣僚級会合が始まった。11日に日本政府代表として演説する小泉進次郎環境相は、温室効果ガス削減につながる技術力などをアピールするものの、環境NGOなどから批判を浴びている石炭火力発電の利用継続方針の見直しについては言及しないとみられる。依然として石炭火力を「ベースロード(基幹)電源」と位置づける日本は、世界的な温暖化対策強化の潮流から取り残されつつある。

 「安倍さん、石炭やめろ!」。COP25開幕から4日目の5日、日本やフィリピン、インドネシアなど石炭の利用を続ける国の環境NGOメンバーら約20人が会場前の路上で抗議の声を上げた。安倍晋三首相のマスクをかぶりCOAL(石炭)と書かれたバケツを掲げるなど、主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭火力発電をやめようとしない日本を皮肉る場面もあった。

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