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山は博物館

水をめぐって/3 奥多摩で活躍、唐獅子牡丹

今では観光スポットの小河内ダム。周辺の山の登山基地でもある=東京都奥多摩町の2019年11月15日午前9時44分、去石信一撮影

 <くらしナビ・環境>

 東京・奥多摩の小河内ダム(高さ149メートル)は、都心の水需要に応えるため東京市(現東京都)が戦前に計画し、山深い場所での当時世界最大規模の工事は難航が予想された。その現場に最初に入ったのは、前科がある数百人を引き連れた飛田(ひだ)勝造氏(1904~84年)。全身入れ墨姿で「義理と人情を秤(はかり)にかけりゃ/義理が重たい男の世界」と主題歌を歌った、高倉健さん主演の任俠(にんきょう)映画「昭和残俠伝 唐獅子牡丹(ぼたん)」の主人公のモデルだ。

 映画では悪事を働く採石業者に乗り込んで何人も斬り殺したが、飛田氏本人が検挙されたのは選挙違反と2・26事件関与の罪だけ。ヤクザでも博徒でもなく、作業場への「人入れ家業。すなわち労務供給業」という「町奴(まちやっこ)」を自負した。

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