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リモートワーク最前線

PCスマホで、どこででも マイクロソフト25歳社員の働き方とは

日本マイクロソフトの池上さくらさん。会社の定例会議で、同僚が会議室に全員そろうことはほとんどないという=東京都港区で2019年11月20日午後0時24分、宮崎稔樹撮影

 日本マイクロソフト(東京都港区)は、IT技術を活用して時間や場所にとらわれず働く「テレワーク(リモートワーク)」を推進してきた。同社で営業を務める池上さくらさん(25)は、リモートワーク(テレワーク)を上手に取り入れながら働いている。ノートパソコンとスマートフォンさえあれば時間や場所には縛られない。「身近なところで多くの人に影響を与えたい」とIT業界に飛び込んで3年目。目の前の仕事に懸命に取り組みながら少しずつ成果を残せるようになってきた。

 パソコンを開くと、画面に同僚の顔が映し出された。社内で「テレカン(テレビ・カンファレンス)」と呼ばれる会議。チャット機能で資料を共有しながら議論を進める。30分の会議は、あっという間に過ぎていった。

 元々、就職活動でIT業界を志望していたわけではなかった。就活の軸は「身近なところで多くの人に影響を与えたい」。お菓子や日用品を取り扱うメーカーを受験しようと考えていた時、学内で開かれた企業説明会で偶然知ったのが日本マイクロソフトだった。

 それまでパソコンを使ったことがなく、大学の卒業論文もスマホで書いていた。「ウィンドウズ」や「OS」という言葉も知らなかった。でも、<地球上の全ての個人と全ての組織が、より多くのことを達成できるようにする>という企業ミッションが妙に頭から離れなかった。働き方改革を経営戦略の中心に据えていることにも魅力を感じた。

 「身近って何だろう?」。それまで就活の軸にしていた「身近」という言葉について考えを巡らせた。「人生で大半の時間を割くのは働くこと。ITツールを使って社会の働き方に貢献することが一番身近なところで影響を与えるんじゃないか」。「身近」の定義を考え直し、IT企業では日本マイクロソフトだけを受験した。

 入社する前年の2016年に出勤や退勤の時間を定めた就業規則を撤廃していたことは知っていた。企業説明会で話した人事部の社員も「完全フリーで、時間に縛られない働き方を実践しています」とアピールしていたからだ。でも、「どうせ口だけでしょ」と期待はしていなかった。

 入社後、リモートワークを実践する会社の雰囲気を実感するのに、それほど時間はかからなかった。午前9時ごろに会社に行っても同僚は誰もいない。先輩社員と一緒に営業先に行って、打ち合わせが午後5時に終わっても会社に戻る必要はなかった。先輩社員は近くのカラオ…

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