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元難民と弟子、航路はパラ カンボジアから亡命、ボート指導者に

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東京パラリンピック出場を目指す有安諒平選手(左端)=埼玉県戸田市の戸田漕艇場で、高橋秀明撮影
東京パラリンピック出場を目指す有安諒平選手(左端)=埼玉県戸田市の戸田漕艇場で、高橋秀明撮影

 2020年東京パラリンピック出場を目指すボート日本代表のホープを育てた倉木健治さん(37)は、異色の経歴を歩んできた。カンボジアの内戦によりタイの難民キャンプに逃れた両親から生まれた「元難民」。出生届がなく国籍取得に支障が生じ、足の障害のために壁にはね返されたこともあった。選手としてはかなわなかったパラリンピック出場の夢を、教え子に託している。【高橋秀明】

 倉木さんは1982年、タイの難民キャンプに身を寄せた両親から生まれた。カンボジア名はルーム・レット。カンボジアは政府とポル・ポト派が戦火を交え、4歳の時に一家は日本に亡命した。「父は僕を抱えて運んでいる時に撃たれ、今も右肩に銃創が残っている」。家族で神奈川県愛川町に定住したが、来日直後にポリオ(小児まひ)を発症し、左足が変形した。

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