長男殺害の元農水次官「かわいそうな人生を送らせた」被告人質問で涙

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東京地裁、東京高裁などが入る合同庁舎=伊藤直孝撮影
東京地裁、東京高裁などが入る合同庁舎=伊藤直孝撮影

 東京都練馬区の自宅で今年6月、当時44歳の同居の長男を刺殺したとして殺人罪に問われた元農林水産事務次官の熊沢英昭被告(76)は12日、東京地裁(中山大行裁判長)で開かれた裁判員裁判の被告人質問で、5月に川崎市で児童らが殺傷された事件に触れ、「(引きこもっていた)息子と犯人の境遇が似ていて、危惧した」と事件を起こした動機の一端を述べた。

 熊沢被告は、長男英一郎さんについて、大学や専門学校を卒業後に就職が決まらず、親類が運営する社会福祉法人で働き始めたが、上司と折り合いが悪く退職したと説明。その際、法人側から「英一郎さんが包丁で上司を刺すと話している」と知らされた。実際に英一郎さんがバッグから包丁を取り出すのも見たという。

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