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MAINICHI芸術食堂

映画「カツベン!」 古き良き時代、満載 /愛知

映画の一場面。主人公の俊太郎を演じた成田凌さん(C)2019「カツベン!」製作委員会

 冒頭、モノクロの東映マークに誘(いざな)われ、100年前の“撮影あるある”に感じ入る。無声映画なのでセリフは何でもよく、本番中も監督が大声で指示を出す。多少の邪魔が入ろうがカメラは止めず、日が陰ったら役者はそのまま動かない。そして上映小屋では、映画に“語り”を付ける活動弁士が大人気。呼び込みやのぼり旗も、弁士の名前で客を集めている。周防正行監督の5年ぶりの最新作「カツベン!」は、映画愛に溢(あふ)れた痛快娯楽活劇だ。

 幼い頃から活動弁士に憧れるも、人々を引き付けるニセ弁士として泥棒一味の片棒を担がされていた俊太郎が、逃亡し小さな町の映画小屋・靑木館に流れ着く。ついにホンモノになれると俊太郎の期待は膨らむが、靑木館は隣町のタチバナ館に客も人手も引き抜かれ閑古鳥が鳴いていた。その上、人使いの荒い館主夫婦や傲慢で自信過剰な活動弁士、大酒飲みの酔っ払い弁士に職人気質の映写技師ら、周りはみな曲者(くせもの)ぞろいで………

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