メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

論点

日本の贈答文化

 贈答をめぐるスキャンダルが相次いでいる。原発立地の元助役は関西電力幹部に高級スーツ仕立券や小判を、辞任した前経済産業相は支持者にメロンやカニを配っていた。果ては安倍晋三首相主催の「桜を見る会」である。では本来、日本の「贈答文化」とはどういうもので、どう変化してきたのか。歳暮の季節に考えた。

主体は家・会社から個人に 山口睦・山口大准教授

 福井県高浜町の元助役から関西電力幹部、菅原一秀前経済産業相から有権者への贈与が注目された背景に、贈答を巡る社会の不可逆的変化がある。

 日本では、昔から「家」同士だったり、近代以降は取引先や上司と部下だったり、利害の入り組んだ相手に「お世話になっています」とか「このあいだのお礼に」といった、直接的理由の不明瞭な贈与が多く行われてきた。歳暮や中元を筆頭に、「誰に何をどの形式で贈るか」の不文律を踏襲することが正しいこととされてきた。

この記事は有料記事です。

残り4155文字(全文4540文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「武漢 加油!」マスク、ゴーグル、ゴム手袋…緊急援助物資、中国へ続々 新型肺炎

  2. 「500万人が外に出た」新型肺炎で封鎖の武漢市長明かす 成田に9000人移動か

  3. 新型肺炎感染のバス運転手と接触か 大阪市で1人入院 府が公表 容体不明

  4. 新型肺炎、荏原病院院長「万全期し対応 ご安心ください」 帰国の4人受け入れ

  5. 新型肺炎感染のバス運転手、山梨に3泊 観光地数カ所回る

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです