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日中韓漫画三国志

東アジアの漫画文化が大きく変化している。漫画王国・日本はウェブ時代の対応を迫られ、韓国はスマホに特化した新たな漫画スタイルを世界に発信。中国は先行する日韓のノウハウを学びながら独自のコンテンツ力を磨こうとしている。競い合い、高め合う3カ国の現在地に迫った。

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「ガンダム サンダーボルト」の太田垣さん 新連載SFを日中韓同時配信する理由

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日中韓同時配信中の「ディアーナ&アルテミス」(左)=Ⓒ太田垣康男 スタジオ・トア/双葉社。「漫画の国境をなくす挑戦」と語る作者の太田垣さん(右)=中国福建省アモイで、河津啓介撮影
日中韓同時配信中の「ディアーナ&アルテミス」(左)=Ⓒ太田垣康男 スタジオ・トア/双葉社。「漫画の国境をなくす挑戦」と語る作者の太田垣さん(右)=中国福建省アモイで、河津啓介撮影

 世界をリードした日本の漫画もインターネット時代に変化を迫られている。人気漫画「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の作者、太田垣康男さん(52)は17日発売の日本の雑誌で連載を始めた新作SFを、日中韓の電子媒体で同時配信している。日本の漫画は海外で広く読まれているが、同時配信は新たな試みだ。スマートフォン(スマホ)世代を意識し、縦スクロールで読む韓国発の漫画スタイルにも対応した。太田垣さんは「漫画の国境をなくす可能性を秘めている」とその意義を語った。

 新作のタイトルは「ディアーナ&アルテミス」。水不足に悩む月面都市を舞台に「水源窃盗」事件を追う女性捜査官コンビの奮闘と2人が起こす騒動を描く。太田垣さんが最も得意とするSF作品であり、女性の主人公やコメディー要素などの新機軸も盛り込んだ。

 日本では、青年漫画誌「漫画アクション」(双葉社)で連載し、電子版は「めちゃコミック」(日本)、「新漫画」(中国)、「Peanutoon」(韓国)などが配信。セリフは日本語と韓国語、中国語(簡体字と繁体字)の4種で、横書きに統一した。

 雑誌連載は白黒だが、電子版は日中韓いずれもフルカラー、さらに画面構成は横にめくる従来のページ版と、画面を縦スクロールして読む「ウェブトゥーン」版の2種を配信している。

 「ウェブトゥーン」はインターネットを意味する「ウェブ」と、漫画やアニメを意味する「カトゥーン」を組み合わせた造語であり、韓国から世界に広がった漫画スタイルだ。4コマ漫画が長くなったような作りで、コマの大小や見開きによる従来の表現は難しいが、フルカラー化や動画を組み込むなどの特殊効果によって読者の満足感…

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