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「かあさん」歌えば響くチベット 来日25年、遊牧民出身女性歌手「声の恩返し」

チベットの民族衣装を着たバイマーヤンジンさん=オフィスヤンジン提供

 ♪かあさんが夜なべをして手袋あんでくれた――。チベットの遊牧民出身の歌手、バイマーヤンジンさん=大阪府吹田市=は、日本の「かあさんの歌」を口ずさむと、はるかかなたの高地でヤクとともに暮らす母を思い出すという。故郷への万感の思いを込めた来日25周年記念コンサートが28日、大阪市中央区城見のいずみホールで開かれる。

 中国で、チベット人の多くは貧困にあえいでいるという。バイマーヤンジンさんの父は生活の糧を得るため遊牧生活を送り、母は村の粗末な泥壁の家に残り、8人の子どもを学校に通わせた。現金収入が乏しい中でやりくりをする母の姿が、かあさんの歌と重なる。「特に3番の歌詞に『かあさんのあかぎれ痛い 生みそをすりこむ』とあるのですが、母が冬、手にバターを塗っていたことを思い出します」と涙ぐむ。

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