メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

そもそも災害時だけの問題か 「避難所には行かない」という路上生活者 台東区受け入れ拒否のその後

路上生活者向けの医療相談会に設けられた相談ブース=東京都台東区で2019年11月17日午後2時24分、塩田彩撮影

 10月の台風19号の際に東京都台東区が路上生活者の避難所受け入れを拒否した問題で、支援団体が路上生活者たちに、当時の行動や避難所開設を知っていたかなどの聞き取り調査を進めている。調査の中で浮かび上がってきたのは、「避難所があったとしても行かない」という声だ。なぜ避難所に入ろうとしないのか。避難所を万人に開くだけで対応は十分と言えるのか。受け入れ拒否が浮き彫りにした課題を追った。【塩田彩/統合デジタル取材センター】

 11月の晴れた日曜日、東京スカイツリーが頭上にそびえる台東区の隅田川河川敷で、路上生活者向けの医療相談会が開かれた。生活困窮者支援に携わる一般社団法人「あじいる」など複数の団体が月1回開催し、ボランティアの医師らによる診察や医療相談、医薬品の配布のほか、炊き出しや散髪が行われる。この日は約200人が集まり、相談ブースの前には長い列ができた。「会いたかったよ」「体調はどう?」。顔見知りの来場者に話…

この記事は有料記事です。

残り3626文字(全文4035文字)

塩田彩

大阪府出身。2009年入社。前橋支局、生活報道部を経て19年5月より統合デジタル取材センター。障害福祉分野を継続的に取材しています。好物は児童文学。

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. スーパーのカゴ、金網まで…BBQごみ「いたちごっこ」 禁止でも放置やまず

  2. コロナ患者また抜け出し 大阪の療養ホテルから 府が警備員増員する直前

  3. 「60」は首相の推薦者 桜を見る会、招待者名簿を初開示 06年開催

  4. 中村文則の書斎のつぶやき コロナから逃げる政権

  5. 御巣鷹墜落事故で救出、今は3児の母に 川上慶子さんの伯父が振り返る35年

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです