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「セブン」残業代未払いに三つの疑問 社長会見歯切れ悪く真相やぶの中

残業代未払いについて記者会見するセブン-イレブン・ジャパンの永松文彦社長(中央)ら=東京都千代田区で2019年12月10日午後4時41分、長谷川直亮撮影

 コンビニ最大手のセブン-イレブン・ジャパンは10日、店舗で働く従業員の残業手当の一部が未払いだったと発表した。セブンが創業した1970年代から続いていた可能性があり、2001年に労働基準監督署から指摘されていたが、支払いも公表もしなかった。永松文彦社長が1時間半にわたり記者会見したが、歯切れの悪い説明に疑問は深まるばかり。疑問を3点に整理した。【和田憲二】

疑問1 なぜ01年より前は手当が加算されていなかったのか。

 セブンではフランチャイズ加盟店が負担する店舗従業員の給与について、計算と支払いの事務作業を本部が代行している。給与に含まれる残業手当は本来、①基本給に対する残業手当②休まず出勤した場合に支払う精勤手当とリーダー格の従業員に支払う職責手当の両方に対する残業手当--の2種類あるが、01年に一部の加盟店が「給与計算式に精勤手当と職責手当の項目そのものが含まれていない」と労基署から指摘を受けた。

 原因について、セブンは「当時の記録が残っていない。役員会等の議事録も残っていない」(永松氏)と繰り返すばかり。セブンでは両手当を70年代から80年代にかけて創設しており、当時から抜け落ちていた可能性があるという。給与計算式に入っていないなら、何のために設けた手当なのか分からない。

疑問2 01年にはどう対応したのか。

 01年の労基署の指摘を受け、セブンは給与計算式を見直して精勤手当と職責手当の項目を盛り込んだ。ただし、その時点で過去にさかのぼって未払い分を対象者に支払わなかった。それどころか事実の公表すらしなかったというから、あきれるしかない。

 しかも、正しくしたはずの給与計算式が結…

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